ジンドゥーの評判を徹底調査!使いやすさ・料金・サポート面を解説します

Jimdoのリアルな評判を解説!

サクッとホームページを作りたい個人事業主やお店の人から評判のジンドゥー(Jimdo)。利用者の評判・口コミはどうなのでしょうか?

この記事ではジンドゥーの導入を考えている個人事業主やお店の方向けに、使いやすさ・料金・サポート面の評判を紹介します

比較対象として挙がりやすいWixとの違いも解説しますので、「ジンドゥーは自分に向いているのかな?」という疑問をお持ちの方は参考になるはずです。

この記事の目次

ジンドゥー(Jimdo)とは

ジンドゥー(Jimdo)は、世界で3,200万人のユーザーが利用している、ドイツ生まれのクラウド型ホームページ作成サービスです。スマホを使って簡単にホームページを作れるツールとして定評があります。

海外製ながら日本語にも対応。その使い勝手のよさから、2017年にはホームページ作成サービスとして国内シェアNo.1を獲得するなど(KDDIウェブコミュニケーション調べ)、日本でも評判のサービスです。

日本でのサービス窓口はKDDIグループが運営しています。

評判・口コミからわかる、ジンドゥーがおすすめな人

先に伝えておきますと、ジンドゥーは以下のようなホームページ「初心者~中級者」に向いています。

  • 専門知識がなくてもホームページを作りたい
  • 直感的に操作できるツールがいい
  • 無料できれいなホームページを作成したい
  • できればウェブショップまで作りたい

ジンドゥーは「専門知識はないけどきれいなホームページを楽に作りたい」という人におすすめです。

ジンドゥーの使いやすいポイント【評判・口コミを調査】

使いやすいと評判のジンドゥーですが、好評の理由として下記の5つが挙げられます。

  • 直感的な操作でホームページが作れる
  • デザインをテンプレートから選べる
  • AIによる自動作成機能がある
  • スマホから簡単に作成・調整できる
  • 標準機能でネットショップまで作れる

実際の利用者の口コミも見ながら、使いやすさのポイントを詳しく解説します。

1.直感的な操作でホームページが作れる

ジンドゥーの一番の長所は、直感的に操作できることです。

初心者がホームページを作成する場合、まずはHTMLやCSS、WordPressといったCMS(コンテンツ・マネジメント・システム:Contents Management System)の勉強から始めることが多いでしょう。しかし、専門知識の学習には時間がかかりますし、人によってはハードルが高いと感じるかもしれません。

実際の口コミ

WordPressわけわからん。Jimdoの方が直感的に使いやすいし調整もしやすい。

— 叢雨(むらさめ)@CLT建築を3Dモデリングしてメタバースに建てた人 (@murasametaverse), Twitter(2021年7月27日).

ジンドゥーは画面構成がシンプルなので、ホームページの管理や作成に携わったことがない人でも気軽にホームページが作れます。この「直感的に操作できる=使いながら覚えられる」という特長は、本業に集中したい個人事業主の人には特に重要です。

2.デザインをテンプレートから選べる

デザインをテンプレートから選べるという利点も、ジンドゥーの評判を支えています。

実際の口コミ

ジンドゥー便利だった テンプレートをそのまま改造して作れる

— じょろきあ🌶️ (@umaumaBEER), Twitter. 2023年3月16日.

一般的に見栄えのいいホームページを作るには、Webデザインの知識と経験が求められます。しかしジンドゥーなら、デザインの勉強に時間をかけなくても、ツール内のテンプレートを使って統一感のあるホームページが作れます

ページを新規作成するときも「定型ページ」を選択すれば、テキストと画像を順に配置していくだけで、レイアウトの整ったページが作れます。サイドバー・ヘッダー・フッターに異なる色を配置することもできるので、テンプレートをベースにアレンジしたい人にもおすすめです。

3.AIによる自動作成機能がある

ジンドゥーには「AIビルダー」という、AIがホームページを自動作成してくれるプランがあります(プラン詳細は後の章で解説します)。

このプランを利用すると、AIの質問に回答するだけで簡単にホームページを作れます。自分のSNSからホームページのイメージに合う画像を自動で選んでくれる機能もあり、初心者からは「判断に迷うことが少ない」と評判です

AIビルダーで作成したホームページは、どんなデバイスからでも美しい表示になる「レスポンシブデザイン」に対応している点も好評です。

レスポンシブデザインとは、閲覧時の画面サイズに合わせてホームページが自動で最適な表示に切り替わるデザインです。見やすさだけでなく、SEOの観点からもレスポンシブデザインは推奨されています。

4.スマホから簡単に作成・編集できる

ジンドゥーにはIOS版とAndroid版のアプリがあり、スマホから簡単にホームページの作成・編集ができます

外出先や移動中にブログのアイディアが思いついたときにも、スマホからすぐに執筆・更新が可能です。

実際の口コミ

初めてのHP制作はJimdoを使用しました。あれだけSTUDIO勉強しといてまさかJimdoを使うとは!スマホからブログが書けるメリットが大きかったです。HP制作での記念すべき1人目のお客さまでした。きっと一生忘れません!!口コミも実績公開許可もいただいたのでTwitterでもまた公開したいと思います❤️‍🔥

— はな🌼ホームページ制作 (@hana_no_design), Twitter(2023年3月24日).

自分のホームページを確認して、「ちょっとここを直したいな」と思ったときに簡単に修正できると好評です。ただし、パソコンから操作する場合と比べるとやはり制約は大きく、すべてをスマホで完結させるのは少し難しいと言えるでしょうスマホ版での制約については後述します)。

5.標準機能でネットショップまで作れる

ジンドゥーはネットショップを作成できる標準機能を搭載しています。

設定時に必要項目を打ち込んで登録するだけなので、物販をしたいお店の人にも適しています。決済機能もそなわっているため、メールアドレスと商品さえあれば、容易にネットショップを立ちあげられます

ただし後述するように、無料プランの場合は商品数や支払方法の種類が限定されます。

ジンドゥーの使いづらいポイント【評判・口コミを調査】

ジンドゥーには以下のような、使いづらいと感じやすいポイントもあります。

  1. PC版(Web版)じゃないと機能が限定される
  2. 類似ソフトと比べてテンプレート数が少ない
  3. バックアップ機能がない
  4. 細かいSEOの設定がしづらい場合がある
  5. 初心者だとデザインに素人感が出やすい

評判・口コミをもとに詳細を解説していきます。

1.PC版(Web版)じゃないと機能が限定される

ジンドゥーはスマホから楽にホームページが作れますが、PC版(Web版)でないと本領を発揮できない機能もあります。

例えば、AIによる自動作成機能はスマホアプリでは利用できません。また、ディティールにこだわりたい人の場合はスマホでの編集作業に制限がかかったり、デザインがイメージ通りに反映されたりしないことに不満を感じる可能性があります

実際の口コミ

Jimdoのスマホ版で
透過画像アップロードすると
透過画像が白背景になっちゃう🥲

— 兎骸Q兎@遅筆低浮上 (@00nameles00), Twitter(2022年2月20日).

PC版とスマホ版で、それぞれ何ができて何ができないかを理解するまでは、一方をメインにして使うことをおすすめします。用途や目的によって使い分けるという解決策もあります。

2.類似ソフトと比べてテンプレート数が少ない

ジンドゥーはテンプレートの種類が比較的少ないです。

具体的な数として40種類ほどのテンプレートが用意されていますが、類似ソフトとして比較されやすいWixのテンプレートは500種類を超えていますWixとの比較については後述します)。

そのため、レイアウトを細かく弄ることのできない初心者にとっては、ユーザーの間で差別化を図ったり、個性を強調したりするのが難しいかもしれません。

3.細かいSEOの設定がしづらい場合がある

集客目標を立ててホームページを運営する場合、SEO対策が万全かどうかは確認しておきたいポイントです。ジンドゥーは細かなSEOの設定がしづらいため、人によっては予想した集客を見込めず、不満を感じる場合があります

ただし、一般的なホームページとしての機能を満たしたい(自分のお店を検索したときにきちんと表示されるようにしたい)ということであれば問題ありません。また、工夫次第では結果が出せる場合もあります。

実際の口コミ

JimdoはSEOに弱いというイメージがあるかと思いますが、今までの経験を踏まえると、
01. 独自ドメインの取得と基本的なSEO対策
02. グーグルマップへの登録
03. SNS(またはブログ)での定期的な情報発信
をするだけでも、検索順位に効果が出ます。

— ESIGN BARISTA (@DESIGNBARISTA11), Twitter(2023年3月29日).

4.バックアップ機能がない

ジンドゥーにはバックアップ機能がないので、操作ミスなどでデータを消去してしまったときには復旧が難しいという意見が散見されます。ホームページの作成に慣れていない初心者の人は注意が必要です。

実際の口コミ

Jimdo(ジンドゥー)って、バックアップ機能無いんだね。クライアント様で操作しててうっかりコンテンツ消しちゃったとかあると思うけど、そういうときの復旧大変だな。

— Sai (@sai_asleep), Twitter(2020年8月24日).

ただし、HTTrack Website Copierなどの他のアプリケーションでバックアップ機能を代替することは可能です。公式サイトでもバックアップ用のプログラムとして、HTTrack Website Copierが挙げられています。

しかしながら、バックアップファイルの作成のためにはHTMLに関する知識が必要だったり、バックアップファイルの一括復元機能が欠けていたりと、不便さが残ることは否定できません。念のためにバックアップを取っておきたいという人は、他のアプリケーションに頼りましょう。

5.初心者だとデザインに素人感が出やすい

初心者でも簡単にホームページが作れる分、ホームページの制作に慣れている人の視点から見ると、どうしてもデザインに素人感が出てしまう場合があります

テンプレートに沿って型通りに作成すればホームページらしいものは用意できますが、元となる見本のきれいさが写真や英語のフォントの美しさに支えられている場合は、どこかに「当てはめただけ」という感じが残ります。特にWebデザインを学んだ人からすると、細部の調和が取れておらず、ぎこちない印象を与えるようです。

しかし、これは様々なサイトを見たり使いながら学んだりしていく中で感覚的にわかってくるものなので、初心者はあまり気にしなくてもいいポイントかもしれません。

ジンドゥーは無料で利用できる【料金プランの評判・口コミ】

ジンドゥーのホームページ作成サービスには「AIビルダー」プランと「クリエイター」プランの2種類があり、それぞれに料金が異なります。各プランの特徴を簡単に説明した上で、料金と評判について紹介します。

AIビルダープランの料金と評判

AIビルダーは、AIが目的や業種に沿ってホームページ作成を補助してくれるサービスです。

AIの質問に答えていくだけで、スマホやPCから簡単にホームページが作成できます。プログラミングやデザインの専門知識がない人でも気軽にホームページが作れるため、初心者のあいだで特に評判になっているのがこのプランです。

AIビルダーの料金プランには、以下の3つがあります。

スクロールできます
PLAY
0円
START
990円/月
GROW
1590円/月
常時SSL対応
独自ドメインjimdosite.comサブドメイン
サーバー容量500MB5GB15GB
帯域量2GB10GB20GB
ドメイン接続
サポート優先サポート最優先サポート
メールアドレスの接続
転送用メールアドレス15
付加機能基本機能のみ基本機能
広告非表示
基本機能
広告非表示
SEO機能
アクセス解析
Jimdo公式サイトより引用

料金プランの評判・口コミを調査すると、個人利用であればPLAY・STARTプランでも事足りますが、ビジネス利用の場合はGROWプランでないと物足りないという意見が多数見られました。というのも、GROWプランでないと検索エンジン最適化(SEO)機能やホームページのアクセス解析機能がついていないため、集客効果を期待しにくいからです。

実際の口コミ

Jimdoの無料版だとやっぱSEO限界あるのかな。
友人が使ってるけど最近上がってこないみたいでGoogleに広告料払ってるらしく。

— 彩|フリーWebデザイナー (@L_Design_aya), Twitter(2023年1月11日).

そのほか、0円から利用できるとはいえ、PLAYプランでは広告が表示されてしまう点も気になるポイントです。

クリエイタープランの料金と評判

クリエイタープランは、プレビュー画面を参照しながら各項目をドラッグ&ドロップしてホームページを作成する、独自性を求める人向けのサービスです。

AIビルダーに無い特徴として、ネットショップ機能やブログ機能が付加されています。操作はシンプルなので、専門知識がない人でも作成自体は簡単ですが、カスタマイズの自由度が高いため、中級者からの評判がよいプランです。

クリエイターの料金プランには、以下の3つがあります。

スクロールできます
FREE
0円
PRO
1200円/月
BUSINESS
2600円/月
SEO PLUS
4250円/月
PLATINUM
5330円/月
帯域幅2GB5GB無制限無制限無制限
常時SSL対応
モバイルアプリ
サーバー容量500MB5GB無制限無制限無制限
ネットショップ
ドメイン接続
独自ドメインjimdosite.comサブドメイン
サポート
販売手数料なし
付加機能基本機能のみ基本機能
広告非表示
基本機能
広告非表示
ドメイン接続
基本機能
SEO機能
商品バリエーション
基本機能
SEO機能
多彩な製品レイアウト
商品バリエーション
Jimdo公式サイトより引用

クリエイタープランも無料から利用できますが、ネットショップ機能では登録できる商品数が5点に限られていたり、モバイルアプリがなかったりと、利便性が低下してしまいます。本格的な運用を望む場合は、やはりBUSINESS以上のプランがおすすめです。

ジンドゥーのサポート面の評判・口コミ

それでは、ジンドゥーのサポート面の評判はどうなのでしょうか? 

初めてホームページを作成する人にとっては、丁寧なサポートが受けられるかどうかは気になるポイントです。とりわけそれがビジネスと結びついている場合、トラブルが生じたときに迅速に対応してもらえるかどうかは死活問題と言えるでしょう。

そこで以下に、ジンドゥーのサポートに関する注意点や取り組みを紹介します。

1.電話サポートがない

ジンドゥーは日本語での電話サポートに対応していません。込み入った問題が生じても、メールを送信してサポートからの回答を待つ必要があります。そのため、電話での即時対応を求める人にとっては、ジンドゥーのサポートはあまり評判がよくないと言えます。

実際の口コミ

20数年前に自分が作った時と違って去年補助金もらって業者に丸投げしたもんでメール読んでも理解できないし電話サポートないし。。。
銭を払わないと即刻削除しちゃうんだって😱

— kiryu (@kiryu011), Twitter(2019年5月4日).

しかし、比較的簡単な疑問については、以下の公式運営サイトから解決できる可能性があります。

サポートページが充実しているため、「自分で検索して解決する方がいい」という人には、電話サポートは必要ないかもしれません。そもそもジンドゥーは使いやすいからサポートは不要だという意見もあります。

2.JimdoCafeでの勉強会

ジンドゥーはユーザー主導で始まった勉強会「JimdoCafe」を運営しています。2013年からは公式のJimdoCafeもオープンし、現在では日本全国50か所で勉強会が開かれています。

JimdoCafeでは、以下のような取り組みがされています。

  • ジンドゥーを使った現地でのホームページ作り
  • ホームページ運営と作成の相談
  • ホームページ運営に役立つイベント開催
  • ユーザー同士の情報交換会
  • 個別相談

拠点によってはオンライン相談も受け付けているため、JimdoCafeでの相談が電話サポートの代わりになりえます。

Wixと比較したときのジンドゥーの評判・口コミ

ホームページ作成ツールとしてジンドゥーと比較されやすいツールにWix(ウィックス)があります。

いずれもAIによる自動作成機能があり、気軽にホームページが作れるという点は共通しています。しかし利用者の評判から個々の要素を取り出して比較すると、以下のような違いがあります。

スクロールできます
Jimdo(ジンドゥー)Wix(ウィックス)
操作性
スマホからの更新〇

スマホからの更新×
拡張性
テンプレート数
40種類ほど

500種類以上
レスポンシブ対応
コスト
サポート

操作性に関してはジンドゥーを推す声が多いですが、テンプレートの豊富さではWixに軍配があがります。したがって、自分のイメージにあったテンプレートが見つかる人や、そこまでデザインにこだわりがないという人には、ジンドゥーがおすすめです。

また、Wixはスマホから閲覧したときに画面が崩れるという報告が多数見られました。手間のかかる設定をせずにレスポンシブ対応ができることから、「使いやすさ(簡単さ)の点ではジンドゥーが有利」というのが評判・口コミから得られる結論です。

ジンドゥーの評判・口コミまとめ

導入障壁の少ないホームページ作成サービスとして評判のジンドゥーについて解説しました。まとめると、ジンドゥーは以下のような個人事業主やお店の方におすすめのツールと言えるでしょう。

  • スマホで簡単にホームページを作りたい
  • 無料できれいなホームページを作成したい
  • 集客アップ以前に名刺代わりのホームページがほしい

SEO対策やバックアップ機能などに多少の難点を残しつつも、高水準な使いやすさを誇るジンドゥーは、ホームページ制作初心者が最初に触れるツールとしてうってつけです。気になる人はぜひ導入を検討してみてください。

記事の監修者

株式会社smallweb代表/株式会社それからデザイン代表。「ビジネスとデザインの統合」をテーマに活動。企業や商品のブランド開発、コンサルティングを主軸に、自らも事業家として、WEBサービス開発、コワーキングスペースなどを手掛ける。WEB領域を得意とするデザイナー兼コンサルタント。
著書に「経営者のためのウェブブランディングの教科書」「ウェブ担当者1年目の教科書」(共に幻冬舎)。2015年、2016年グッドデザイン賞受賞。
2020年10月〜2021年3月、渋谷のラジオ(87.6MHz)にて「渋谷のビザインラジオ」のパーソナリティを担当。

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